Contact Form 7 送信エラー「メッセージの送信に失敗しました。後でまたお試しください」

事象

サイト制作中、Contact Form 7で作成されたお問い合わせフォームでの送信ボタンをクリックすると、オレンジ色の枠「メッセージの送信に失敗しました。後でまたお試しください」というメッセージが表示され、送信できなる事象が発生しました。

メッセージの送信に失敗しました。後でまたお試しください

エラーメッセージの意味を確認したところ、「送信がスパムと見なされた」ということでした。

原因

インターネットで調査したところ、Contact Form 7 の reCAPTCHA インテグレーションモジュール(下図)を使用して Google reCAPTCHAのセットアップを行うと、このような事象が発生する場合があることが分かりました。

Contact form 7 reCAPTHA インテグレーションセットアップ

ちなみに今回不具合が発生したテーマはSWELLです。Lightningで制作したサイトにも同じバーションのContact Form 7を使用し、reCAPTCHAのセットアップを行っていたのですが、そちらは不具合が発生していません。

対処方法

Contact Form 7 の reCAPTCHA設定を削除し、別のプラグイン『Advanced Google reCAPTCHA』を使用し reCAPTCHA設定を行ったところ、送信できるようになりました。

reCAPTCHAとは

reCAPTCHAは、Googleが提供するロボット(bot)やスパムからの保護を目的とした技術です。具体的には、ウェブフォームやログインページなどに組み込まれ、人間が操作しているかどうかを判断するための仕組みです。

通常、reCAPTCHAはチェックボックスをクリックするだけで実行されますが、時には画像認証(ストリートビューからのトラフィックライトの選択など)や音声認証(数字の音声を聞いて入力する)などのタスクを求められることもあります。これにより、自動化されたプログラムやスクリプトによる不正なアクセスを防ぎ、ウェブサイトのセキュリティを強化する役割を果たしています。

Advanced Google reCAPTCHA設定方法

Step1

advanced-google recaptchaインストール画面

Step2

Step3

管理画面のダッシュボードから「設定」→「Advanced Google reCAPTCHA」をクリック

今回は「Google reCAPTCHA V3」を利用します。
「Google reCAPTCHA」のバージョン「V3」を指定します。
バージョンを指定した後に、APIキーの「サイトキー」と「シークレットキー」を登録します。

そして、「Verify reCapcha」ボタンをクリックして、APIキーの検証を実行します。