ホームページ作成をフリーランスに依頼する場合の相場と選び方

ホームページ制作を失敗しないフリーランス選び

この記事を読むと分かること!

  • フリーランスWebデザイナにホームページ作成を依頼する場合の相場
  • ホームページ作成を依頼するフリーランスWebデザイナーを選ぶ時の確認ポイント
  • ホームページ作成をフリーランスWebデザイナに依頼するメリット・デメリット
  • フリーランスWebデザイナーが探せるクラウドソーシングサイト(クラウドワークス、ココナラ)の特徴

「ホームページ作成をフリーランスWebデザイナーに依頼したけど、個人に依頼するのはリスクがあるし・・・」 
「フリーランスWebデザイナーはどうやって探せばいいの?」
この記事を見ていただいてるということは 現在、こういった悩みを抱えていませんか?

今回は、ホームページ作成を失敗しないため、制作を依頼するフリーランスを選ぶ時の確認ポイントと、フリーランスWebデザイナーが探せるサービスを詳しく紹介します。

フリーランスWebデザイナーにホームページの作成を依頼するれば、業者に依頼するよりも格安に依頼できますが、リスクもあります。フリーランス選びを失敗しないためにも参考にしてください。

フリーランスにホームページ作成を依頼する時の相場

フリーランスWebデザイナーにホームページ制作を依頼すると、制作会社に依頼するよりも費用は安くなりますが、フリーランスのスキルによって品質にバラツキがありますので、制作実績を必ず確認しましょう。
また、付帯するサービスによっても費用が変わってきます。ホームページを作成する目的が達成できるサービスが含まれているか、必要ないサービスが含まれていないかを確認し、不明点は必ず問い合わせをして、見積もり内容を明確にしてから発注するようにしましょう。

サイト規模ごとの費用の相場

規模ページ数WordPressテーマ使用オリジナルデザイン
名刺代わりの簡易ホームページ1~3ページ程度約5万〜10万円約10万〜20万円
小規模ホームページ4~6ページ程度約10万〜20万円約20万〜40万円
中規模サイト7~15ページ程度約20万〜40万円約40万〜80万円
大規模サイト16ページ以上約50万円〜約100万円〜

相場の値段に幅がある理由

ホームページ制作の相場は、ページ数やデザインの自由度、追加する機能によって大きく変わります。テンプレートを使い最低限の構成なら相場の下限で依頼できますが、オリジナルデザインや予約システム、SEO対策などを盛り込むと工数が増え、相場の上限に近づきます。

1. デザインの自由度・オリジナリティ

相場の下限値:既存のWordPressテンプレートをほぼそのまま利用。色や写真を差し替える程度。

相場の上限値:オリジナルデザインをゼロから作成。FigmaやAdobe XDでデザインカンプを起こし、細かいブランド表現に対応。

2. 機能の有無

相場の下限値:静的ページ中心(会社概要、サービス紹介、お問い合わせフォーム程度)。

相場の上限値:予約システム、会員機能、決済機能、ブログ・コラム機能、商品ページなど、動的コンテンツや機能追加。

3. SEO・集客対策

相場の下限値:基本的なSEO対策(タイトル・メタ設定、モバイル対応)。

相場の上限値:競合調査、キーワード戦略、ブログ設計、内部リンク構造の最適化など本格的なSEO。

4. コンテンツ量

相場の下限値:テキストや画像は依頼主が用意。

相場の上限値:コンテンツの提案、コピーライティング、画像の提供なども費用に含む。

費用を相場より抑えるコツ

相場より費用を抑えたいなら、依頼前に「必要なページ数」や「載せたい情報」を整理しましょう。文章や写真を自分で用意すれば制作側の作業が減り、相場より安くなることもあります。最初は必要最低限の機能から始め、後から追加する方法も有効です。

フリーランスWebデザイナー選ぶ時の確認ポイント

制作実績の中に、自分が作りたいHPに近い実績があるか

フリーランスWebデザイナーのスキルは制作実績で確認できます。
その中に自分が作りたいホームページと同等レベルの実績があるかを確認してください。
さらに、Webデザイナーには得意分野、得意なテイスト(女性向け、子供向け、ビジネス系、キレイ系など)がありますので、自分が作りたいホームページのテイストが制作実績の中にあるか確認してください。
自分が作りたいテイスト、レベルの制作実績があるフリーランスを選ぶようにしましょう。

サービスの特徴や強みを確認する

フリーランスWebデザイナーのポートフォリオサイトやホームページには、サービスの特徴や強みが掲載されています。
掲載されているサービスの特徴や強みを確認し、自分がホームページを作る目的を達成できるサービスを提供しているのかを確認しましょう。
例えば、名刺代わりの簡単なホームページを作成したい場合は、格安でサービスを提供しているフリーランスで問題ないでしょう。
しかし、ホームページを作成する理由が集客の場合、SEO対策を強みとしているフリーランスや、コンサルティングサービスを提供しているフリーランスを選ばないと目的を達成できません。
また、ホームページを作成する目的がブランディングの場合は、印象に残るデザインのホームページを作成できるフリーランスを選ぶ必要があります。

このように、ホームページを作成する目的により、選ぶフリーランスWebデザイナーが変わってきますので、必ずサービスの特徴や強みを確認するようにしましょう。

制作実績を詳しく確認する

  • 画像ではなく実際のホームページを確認する
    過去の実績はpdfや画像ではなく、実際にホームページにアクセスして確認するようにしましょう。
  • 「実務の実績」を確認する
    自主制作ばかりでも、実績サイトのデザインが自分の求めるデザインと一致していれば、理想のホームページを作ってくれる可能性は大です。実務で制作したホームページの実績公開の許可が得られなかった可能性もありますが、初心者で実務の実績がない可能性もあります。
  • 実績サイトのURLを確認する
    実績サイトのURLを確認すれば自主制作かどうかの見分けがつきます。サイト名と関連していないURLの場合は自主制作の可能性があります。
  • コンサルサービスの掲載があれば、コンサル実績を確認する
    コンサルティングのサービスを掲げているフリーランスWebデザイナーの場合、コンサルティングの実績を問い合わせるようにしましょう。集客が目的でホームページの作成を依頼する場合は、コンサルティングのサービスを提供しているフリーランスの方が目的を達成しやすいです。

相性を確認する

  • 人柄や自分との相性を確認
    まずクラウドソーシングサイトやポートフォリオサイト、SNSを通して連絡をして、簡単なやり取りをしてみます。この時、人柄や自分との相性を確認します。少しでも違和感を感じた場合、そのフリーランスデザイナーは避けたほうが良いでしょう。

ホームページ作成をフリーランスに依頼するメリット

制作費が抑えられる

ホームページ作成をフリーランスに依頼する最大のメリットは、制作費用を抑えられることです
1点目の理由は、フリーランスのWebデザイナーは事務所と自宅を兼ねている場合が多く、設備費などの経費が少ないため、制作会社に比べると安価に制作でききます。
2点目の理由は、制作会社に依頼すると営業、ディレクション、デザイナー、コーディングを全て別の担当者が行い、それぞれ人件費が発生します。それに対して、フリーランスのWebデザイナーは営業~コーディングまで全て1人で行うため、人件費を抑えることができるので安価に制作できます。

要望や休日・夜間など、柔軟な対応が可能

フリーランスは個人での作業になるため、クライアントの要望に細かく対応しやすく、修正依頼などもスムーズに対応してもらえます。
また、制作会社とのやり取りは基本的に営業時間内になりますが、個人で活動しているフリーランスであれば、クライアントの要望により夜間や休日に急遽打ち合わせを依頼することも可能です。

制作者と直接やりとりができ、スピーディで思いが伝わりやすい

制作会社は営業担当者、ディレクション、デザイナー、コーダーと、1つのホームページを作るために多くの人を経由します。それに比べ、フリーランスは個人で活動しているため、その全ての作業を一人で行います。営業担当者や、ディレクターを介さず、制作者と直接コミュニケーションを取れるので、やり取りが早く、思いや意図が伝わりやすいのもメリットです。

納期のや納期後の融通が利きやすい

納期の調整や、納期後の保守や更新作業を柔軟に対応してもらえるのも、ホームページ作成をフリーランスに依頼するメリットです。フリーランスはスケジュールを柔軟に調整できるため、短納期の依頼にも対応してくれる可能性が高いです。個人で活動するフリーランスは、費用がかかる可能性はありますが、運用開始後の突発的な相談や依頼にも柔軟に対応しやすいです

ホームページ作成をフリーランスに依頼するデメリット

実績やスキルにバラツキがある

フリーランスごとにスキルレベルが異なり、出来上がったホームページの品質に差が出る可能性があるのがデメリットです。最近はWebデザインブームもあって、初心者のWebデザイナーも沢山活動しています。その中から、スキルの高いフリーランスを見極めて依頼しないと、低品質のホームページを納品される可能性があります。

対応できる範囲が限られる

フリーランスは1人で活動しているため、SEO対策やマーケティングなどの総合的なサポートが弱い可能性があります。ホームページ作成だけでなく、コンサルティングも含めたトータルのサポートを依頼したい場合は、コンサルティング会社に依頼をする方が良いでしょう。また、斬新なデザイン、高度な機能などはフリーランスのレベルによっては対応できない可能性もあります。

納期遅れや連絡が途絶えるリスクがある

フリーランスは個人で作業を行うため、作業者がいません。ですので病気などの不測の事態が発生した場合、対応が遅れる可能性もあります。また、無責任なフリーランスの場合、途中で連絡が取れなくなるケースもゼロではありません。
また、制作を依頼したフリーランスが廃業し、その後のサポートを受けられなくなる可能性があります。

作成したホームページが集客につながるとは限らない

Webデザイナーはコンサルタントではありません。コンサルティング会社や制作会社であれば、コンサル担当者にコンサルティングの相談をすることで集客に強いホームページを作成してもらえますが、Webデザイナーにコンサルティングのスキルがあるとは限りませんので、フリーランスに依頼した場合、作成したホームページが集客につながるとは限りません。

フリーランスWebデザイナーが探せるクラウドソーシングサイトの特徴

フリーランスのWebデザイナーは、クラウドソーシングサイトやフリーランスエージェント、SNS、ポートフォリオサイトなどで探せます。
その中でも、クラウドソーシングサイトは、費用が相場よりも安いこと、また間に専門業者が入っているため、連絡がつかなくなった時などに対応をとってもらえますので、SNSやポートフォリオサイトを通じて個人に直接依頼するよりも安心です。ただ、初心者のWebデザイナーが多いと言われていますので、品質についてはデザイナーにより偏ります。

クラウドワークス

クラウドワークス公式サイト

出典:クラウドワークス公式サイト

クラウドワークスはユーザ数が500万と国内№1規模のクラウドソーシングサイトで、インターネット上でお仕事の発注・受注ができるマッチングサイトです。クラウドワークスで仕事の依頼を掲載すれば、最短1分で応募があり、複数の応募者の中からフリーランスを選ぶことができます。

依頼の際に希望契約金額を入力できますので、効率的に予算にあうフリーランスを選ぶことができます。

仕事の依頼から契約までの流れ

  1. クラウドワークスのホームページから依頼したい仕事のカテゴリを選び、入力フォームに案件内容を入力する
  2. 応募があったフリーランスの中から気になるフリーランスにメッセージを送り、依頼内容の詳細についてやり取りを行う。
  3. お互いが納得できれば契約に進む

メリット

クラウドワークスは利用者が多いため、応募があった多数のフリーランスから依頼先を選ぶことができるのがメリットです。

デメリット

スキルを身につけた初心者Webデザイナーが最初に仕事を獲得する場所としてもクラウドワークスは有名のため、初心者Webデザイナーの登録も多いです。

ココナラ

ココナラ公式サイト

出典:ココナラ公式サイト

ココナラは、自分の知識やスキルを売りたい人と、他人の知識やスキルを買いたい人のマッチングサイトです。沢山の知識・スキルサービスの中から、自分の買いたいサービスを選び、お仕事を依頼します。また、サービスの出品・購入だけでなく、お願いしたい案件を募集し、提案を待つこともできます。

仕事の依頼から契約までの流れ

  1. ココナラのホームページで、買いたいサービスのカテゴリを絞り、出品されているサービス一覧の中から、買いたいサービスを探す
  2. 気になるサービスが見つかったら、見積もり・カスタマイズの相談をする。
  3. 相談してお互いが納得できれば、出品者から正式に見積もりが送られてくる。
  4. 契約して仕事を依頼する。

メリット

ココナラには沢山の出品者がサービスを登録しているため、多数の出品サービスを比較してから選ぶことができます。また、予算やテイストであらかじめサービスを絞り込み効率的にサービスを探すことができます。

デメリット

購入時には購入額の5.5%(税込)の手数料がかかります。

まとめ

ホームページ作成をフリーランスに依頼する場合は、制作会社に依頼するよりも安価に依頼できる分、リスクは高くなります。依頼する前に口コミや制作実績を必ず確認し、信頼できるフリーランスに依頼するようにしましょう。少しでも違和感を感じた場合、そのフリーランスは避けるようにしましょう。

最後に・・・
WordPressを使用したホームページやブログサイトを外注したいけれど、予算の関係でフリーランスに依頼したい、とお考え中の方はぜひ一度ご相談ください。